病気の治療や予防、健康の維持などのために、薬は私たちの生活に欠かせないものになっています。病気やけがで、病院や診療所(医院)にかかって薬をもらったり、体調がすぐれないときに町の薬局・薬店で大衆薬を購入したことがきっとあると思います。 |
平成22年12月31日現在における全国の届出薬剤師数は229,744人で、薬局の従事者が276,517人人で、「男」108,068人(総数の39.1%)、「女」168,449人(同60.9%)となっている。 平成22年届出薬剤師数を前回と比べると8,766人、3.3%増加している。また、人口10万対薬剤師数は215.9人で、前回に比べ6.2人増加している。 なお、厚生省ホームページに、「平成22年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」が掲載されています。 |
薬剤師になるためには、薬剤師国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、薬剤師法によって平成18年4月の大学入学者から、薬学の正規の課程のうち修業年限を6年とする課程を卒業した者とされていますので、まず、大学の上記課程に進学することが必要となります。 平成21年現在、薬学系の学科を設置している大学は全国に74校あります。設立主体別にみると、国立14校、公立3校、私立57校となっています。夜間部や短期大学はありません。 |
「薬剤師」の名称が法令上明文化されたのは、西欧の医学・薬学制度の導入が図られた明治時代のことですが、その際に目的とされた、医師は診療に専念し、投薬については処方せんを発行し、その処方せんに基づく調剤は薬剤師が担当するという医薬分業制度はなかなか普及しませんでした。このため、薬剤師の主たる業務である調剤は、病院勤務薬剤師が担当する他は、町の薬局では少数の薬局で僅かに実績がある程度で、このような時代が昭和40年代まで長く続きました。 |
1.調剤業務 2.薬局の管理者 3.一般販売業(卸売を含む)の管理者 4.医薬品製造(輸入販売)業の管理者(生物学的製剤を除く) 5.学校薬剤師 6.保険薬剤師 7.国民健康保険薬剤師 |
1.医薬部外品製造(輸入販売)責任技術者 2.衛生管理者 3.化粧品製造(輸入販売)責任技術者 4.医療用具製造(輸入販売)責任技術者(修理業を除く) 5.放射線取扱主任者(医薬品等の製造に係わる分析機に限る) 6.外国製造医薬品等承認取得者の設置する国内管理人 7.毒物劇物取扱責任者 8.薬事監視員 9.食品衛生管理者 10.食品衛生監視員 ![]() 11.麻薬管理者 12.環境衛生指導員 13.衛生検査技師(免許申請が必要) 14.家庭用品衛生監視員 15.向精神薬取扱責任者 ※上記業務は薬剤師という資格のみをもって、行うことのできないので留意する事。 例:薬事監視員になるためには、国家公務員又は地方公務員となりかつ薬事に関する業務を行い、厚生労働大臣又は知事の任命を受けることが必要である。 |
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